6・卜雲寺ー7・法長寺 08.11.05



「第六番卜雲寺」から「第七番法長寺」へは徒歩15分。
これは途中見かけた石碑。
ありふれたものだが、地蔵菩薩の文字碑であるのが珍しい。
道祖神や馬頭観音、それに二十三夜塔の文字碑は珍しくないが、お地蔵さんの文字碑は余り見かけない。
この文字碑について、五来重氏は「日本人には石そのものへの信仰があって、石を彫刻の素材とするのではなく、その石に道祖神や観音、地蔵の魂を彫り込む意味があったためと思う。したがって石が主体であって、仏像はシンボルであるから、ディテールを彫らないでも、それとわかればよかったのである。するとシンボルの簡単なものは文字であり、梵字であることになり石仏の代わりに名号碑や光明真言費、阿字や五仏種字の板碑になったりする」と書いている。

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