17・定林寺ー18・神門寺 08.10.20















「第十七番定林寺」の入り口まで戻り、左折すると左手に今参拝してきたばかりの「定林寺」が見える。
こじんまりとしてとてもお寺には見えない。
普通、知らない土地でお寺を探すことは難しいことではない。
民家の屋根越しに見える甍が目的の寺だから見つけやすい。
秩父札所では、この「第十七番定林寺」のように、やや事情が異なる。
最近は三階建ての家も少なくないから、屋根の大きさや高さだけでは寺や堂と判別しづらいのだ。
それだけ札所が庶民的であるとも言えるのだが。















相生町公民館前の石仏。
巡礼中に眼にした石仏は全部撮影してきた。
見落としたものもあるだろうから、断言はできないが、予想したよりも石仏、石碑の数は少ないように感じた。
ここは格段に保存状態がいい。
それは結構なことなのだが、もともとは路傍にあったのを一箇所に集めてコンクリートの土台に据え付けるというのは、いかがなものか。
元々の場所を設定した昔の人たちには、その理由と祈るべき事由があったはずで、そうした事情を無視することにならないかと杞憂する。

と、したり顔で書いて、「お前はホントにああいえば、こういう奴」だなあ、と独り言を言う。
多分、土地の再開発、再利用で廃棄物として転がっていた石仏をここまで運んできて、据え付けたに違いない。
石仏が、あちこちに無惨に転がっている様を目の当たりにすれば、「どこかに集めて保存すればいいではないか」と、これもまたしたり顔で、言うに決まっているからである。
「ホントにお前は節操がないよ」。

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