26・円融寺ー奥の院岩井堂 08.11.11









本堂を後に桑畑やブドウ畑の静かな山里を6,7分、「昭和電工秩父工場」の正門に到着する。
「26番奥の院へは工場内をお通りください」の看板がある。
守衛に目礼して構内に入る。
月曜日の10時近かったが、構内には人の姿はなく、工場の騒音も聞こえない。
何を生産しているのか知らないが、静まり返っている。








ドウダンツツジの赤とイチョウの黄色が鮮やかだ。
秋が深まってきた。








やがて「琴平神宮」の鳥居が見えてくる。
「奥の院岩井堂」には鳥居の手前の道を右折しなければならない。
右折してすぐ左にあるのが「太子堂」。
「大師」ではなく「太子」なのは、聖徳太子を祀ってあるから。
「岩井堂」への石段はきついとどのガイドブックも強調している。
そのつもりで覚悟してきたが、想像を超えて勾配が急なのだ。
手すりがあるとはいえ、振り返ると落ちそうで怖い。
204段はあるというから、都内の地下鉄3駅分の階段を上がることになる。
足腰の弱いご老人には、お勧めできない。
20年前、50歳頃、肥満体型で階段を上るのが大嫌いだった。
観光に行くと必ず神社仏閣がある。
神社仏閣の神殿、本殿に行くには階段を上らなければならないが、大抵パスして下のベンチで仲間が戻ってくるのを待っていた。
今、しんどいと言いながらもこうして歩いて上がれるようになったことが信じられない。









石段の両側に所々石仏が立っている。
中には4体一緒に固定された石仏もある。
固定したセメントがまだ白いところを見ると、作業を終えたばかりのようだ。

上がりきった所から見下ろしてパチリ。
高さと急峻さがよく撮れていると自讃の一枚である。

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